
長野のお仏壇コラム
線香の種類と選び方|長野市の仏壇店が詳しく解説
こんな人におすすめ
- 線香の購入を検討している方
- 線香の種類や特徴を知りたい方
- お店での選び方を知りたい方
ご先祖様への供養に欠かせない「線香」には様々な種類があり、形状や香り、燃焼時間などが異なります。
今回は、線香の種類や特徴、選び方について詳しく解説します。
線香とは? 宗派ごとの焚き方の違い
古くから仏教では、仏様に香りを捧げることを重要なこととして考えてきました。
この捧げる行為を供養と言いますが、香・華・灯は仏前供養の基本とされています。
そのため、お仏壇には必ず香炉が供えられ、そこで線香などが焚かれます。
香りは仏様や故人が召し上がるものと考えられていますが、供養を行う人自身も香りによって心身が清められ、癒しが得られます。
焚き方については、マッチやライターから直接火をつけるのはマナー違反とされています。
そのため、まずはろうそくに火を灯し、そこから線香に火をつけるのが正式な手順です。
また、あまり知られていませんが、線香は宗派によって焚き方や焚く本数が異なります。
浄土真宗以外の宗派では立てて焚きますが、浄土真宗では適当な長さに折り寝かせた状態で焚きます。
焚く本数は、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗は1本で、天台宗と真言宗は3本が正式なものとされています。
線香の種類と特徴
線香にはいろいろな種類があるので、下記の特徴を参考に最適なものを選ぶとよいでしょう。
形状の違い
①棒線香
家庭で最も多く使用されているのが、長さが14cmほどの棒状の線香です。
燃焼時間は約30分で、お仏壇に手を合わせる際に気軽に使用できます。
他に、7cmほどの短寸のものや70cmをこえる長寸のものもあります。
②渦巻線香
元々は、四十九日(七七日)用に開発された線香です。
棒状のものよりも燃焼時間が長く、約12時間燃えるものもあります。
香を絶やす心配がないため、法事などの際に便利です。
③LED線香
電池式の線香で、スイッチを入れると棒の先がLEDで赤く灯ります。
火を使わないため、万が一倒れても安心です。
香りの有無
①香付き線香
故人が好きだった香りやご自身が落ち着ける香りを選ぶとよいでしょう。
当店では、香木「白檀(びゃくだん)」を使った線香や、桜やラベンダーなどの花の香りがする線香が人気です。
ちょっと変わったところでは、「コーヒーの線香」や「お酒の線香」というものもあります。
② 無香料線香
線香の香りが苦手な方も多く、無香料のものも一定のニーズがあります。
また、煙が少ないタイプもあり、こちらも当店では人気です。
この記事のまとめ
線香は、ご先祖様への供養の気持ちを形にする重要な仏具です。
ご購入の際には、燃焼時間や香りなどを確認しながら、最適なものを選びましょう。
当店では、さまざまな種類の線香をご用意し、実際に香りをご確認いただきながらゆっくりとお選びいただけます。
長野県内でお供え物や仏具をお探しの方は、お気軽に当店にお立ち寄りください。