
長野のお仏壇コラム
お仏壇の納品日|「仏滅」は避けるべき?
こんな人におすすめ
- これからお仏壇を購入される方
- お仏壇の納品日を迷っている方
お仏壇がわが家に届く日は、故人との新たな形でのつながりが始まる特別な日ともいえます。
そのため冠婚葬祭などと同様に、お日柄を気にされる方も少なくありません。
今回は、お仏壇の納品日について解説します。
仏壇の納品にふさわしいお日柄はある?
日本で昔から取り入れられている歴注(お日柄)に、「六曜(ろくよう)」があります。
六曜とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの総称です。
現在でも手帳やカレンダーにはこれらの歴注が記載されていて、冠婚葬祭などの場面で活用されています。
では、お仏壇の納品日については、どうなのでしょうか?
結論として、お仏壇の納品に、特別なきまりやしきたりはありません。
一般的には、大安を選んで仏滅を避ける傾向がありますが、その方の考え方しだいです。
まったく気にされない方もいれば、納品日だけでなく購入日まで気にされる方もいます。
前回の記事では、お仏壇を設置する方角についてご紹介しましたが、お日柄についても「こうでなければならない」というきまりがあるわけではありません。
お仏壇を置く方角にきまりはある? 設置のポイントを解説
六曜は、仏教とのつながりが深いように思われていますが、じつは宗教とは関係のないものです。
六曜は鎌倉時代に中国から日本に伝わったもので、広く使われるようになったのは幕末以降のこと。
元々は1日を6つの時刻に区切るものとして使われていましたが、後に現在のように縁起の良し悪しを判断するものとして広まったとされています。
冠婚葬祭においては今でも吉凶の判断に用いられていますが、お仏壇に関しては「この日でなければならない」「この日を選んではいけない」というきまりはありません。
ご自身の予定や四十九日法要などお仏壇が必要な日を加味して、お届けする日にちをお選びください。
お仏壇はこれから長く使うもの、そして家の一部のようなものです。
また、高価なものでもありますので、納得されたうえで購入したいものですね。
現在はインターネットでも手に入る時代ですが、店頭で実際にご覧になって選ばれることをおすすめします。
お仏壇選びや必要な仏具、設置のことなど、いろいろと気になることもあるかと思います。
迷うことがありましたら、当店のスタッフにお気軽にご相談ください。
長野市のお仏壇の専門店として、皆様のお役に立てれば幸いです。