
長野のお仏壇コラム
お仏壇の地域性|長野県のお仏壇の特徴は?
こんな人におすすめ
- これからお仏壇選びを始める方
- お仏壇の地域性が気になる方
当店のお客様は、長野市を中心とする北信地方や上田市をはじめとする東信地方から多くいらっしゃいます。
長野県内にお住まいの方が多いですが、中には東京など県外から来られるお客様もいらっしゃいます。
時々、次のような質問をいただきます。
「地域によって選ぶべきお仏壇はありますか?」
お仏壇の地域性
結論から言いますと、お仏壇に「この地域だからこのタイプ」といった決まりはありません。
そのため、お客様の住宅環境や好みで選んでいただいて問題ありません。
しかしながら、地域によって見られる特徴もあります。
例えば、北信地方のお宅では、大きめの和型の仏壇を多く見かけます。
お仏壇の地域性には、その土地の住宅事情や信仰心などが関係しています。
北信地方には、仏間のある伝統的な日本家屋が多く、お仏壇を設置する空間が確保されています。
一方、東京や大阪といった都市部では、仏間だけでなく床の間がない住宅も少なくありません。
そのため、小型の仏壇が主流で、家具調の洋型仏壇が多く見られます。
また、一概にはいえませんが、信仰心の厚い地域ほど立派なお仏壇をお持ちのお宅が多い印象です。
お仏壇の産地
「広島仏壇」や「名古屋仏壇」、「京仏壇」など、地名の付いたお仏壇の名前を聞いたことがあるかもしれません。
これは、その地域で使われているお仏壇というわけではなく、産地のことです。
特に生産が盛んな県として、徳島県、静岡県、新潟県などがあります。
例えば新潟県内でも、白根仏壇(白根市)、三条仏壇(三条市)、長岡仏壇(長岡市)というように、さまざまな産地が存在し、それぞれ材質や意匠に特徴が見られます。
長野県内では、飯山市の「飯山仏壇」が有名です。
内側に金箔を貼った金仏壇で、1975年に国から伝統工芸品の指定を受けています。
市内には11軒もの仏壇店が軒を連ねる「仏壇通り」があり、一つの通りにこれだけ仏壇店が集まっているのは全国的にも珍しいようです。
現在ではお仏壇の多くが海外で生産されていますが、全国にはこのようにたくさんの産地が存在します。
当店では、国産の仏壇も取り扱っており、屋久杉や本欅(けやき)、栃(とち)や槐(えんじゅ)などの材木を使ったものもございます。
ぜひ店頭で材質や仕上がりをご覧になってお選びください。
豊富な専門知識を持つスタッフが、お客様のご希望にかなったお仏壇をご案内します。